衛星を使おうよ、携帯電話もテレビ放送も [メディア]

● 電話に静止衛星を使おうよ

昨夜、11日(月)のNHK、クローズアップ現代で、
 「携帯がつながらない~災害時の備えは~」 を放送していた。

大震災の折に、頼みの携帯電話が繋がらなかったため、
  被災地では、助かった命も失われたのでは、とか、
  首都圏では、家族の安否が確かめられないために、帰宅を急ぐ人が増えた、とか。

原因として、
  基地局が地震や津波で倒壊した、とか、
  アクセスが急増したために、センターで閉塞した、とか。

そして、今後の対策として、
  基地局の蓄電容量を3時間から24時間に増強する、とか、
  津波の被害が及ばないように、高台に非常時用の基地局を建設する、とか。

そんなことを放送していた。

地震や台風、大雨での水害など、災害の報道のたびに思っていた。
いつもいつも、「電話が不通になっており、状況が分かりません」 だ。
まるで半世紀前の話と同じだ。

だけど、最近では、有線の時代を経ずに、衛星電話を使う国が多い。
一方、日本は、携帯電話と衛星が併せて論じられることは無い。
  有線の電線を使い続けるために、衛星電話に到達できないのだろうか。


● テレビ放送も衛星を使おう

    参考資料: 地デジ化は世界のスタンダードに逆行 欧米では超マイナーだ

 地上波と違い、全国に何万もの中継局を建てる必要もなく、衛星1波で全国をカバーでき、視聴者の数がどれだけ増えても番組の劣化が生じない。欧州各国では、そういった特性から、放送のデジタル化は衛星を使って進められた。日本でも難視世帯への救済策として衛星放送波が利用されている。


そう、すでに衛星設置は完了しているのだ。

しかし、この衛星によるデジタル放送は、テレビなどの受信機に内蔵されているB-CASカードによるスクランブル(暗号情報)で視聴が制限されている。難視世帯ではこのスクランブルが解除されているわけだが、・・・・


何のことは無い。既に投資して設置した衛星を使わずに、
  やれ、電波状況だとか、アンテナが対応していないとか、・・・・もう煩雑で。


            ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

携帯電話も放送のデジタル化も、時代の先端は衛星である。
通信と放送の融合、というのは、電信柱や基地局アンテナを介する必要は無い。
  銅線を使ったアナログ電話から、デジタル、携帯へと進化し、
  放送もアナログからデジタルへと切り替わる。
それなのに、何でインフラが地上にへばりついているのか。

  既存の電信柱や基地局の設備を使い続けたいから、か。

衛星を使えば、テレビも電話も、スマートフォンも、一本化できる。
テレビ、電話、パソコン、・・・・別々に料金を取られるのは不利益そのもの。
通信インフラを一本化すれば、多数の要員を抱えておく必要も無くなる。
結果として、料金が安くなることも、簡単に想像できる。
それが、技術革新の恩恵であろう。

世界的な大きな潮流に取り残されてはならない。


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