「政治と金」の小沢一郎、政治を捨てた [民主党瓦解]

(敬称略)

● 鳩山グループの海江田を、小沢グループが支持

鳩山由紀夫
  この人がグループを率いていられることさえおかしい。
  ママからの桁違いのお小遣いが、役に立っているのだろう。

  政治資金規正法違反への説明責任を果たすことなく、
  「少なくても県外」と選挙公約した沖縄には、約束を翻し、
  Trust me! との軽口で、アメリカとの信頼関係を打ち壊し、
  政界引退の言葉も反故にして、フラフラと余計な動きを繰り返す。

    言葉を裏切って、ペテンにかける行為を繰り返していた。

    6月の内閣不信任決議案の採決を目前に、
    菅の、私を信用して欲しい、という言葉に、ころっと騙された。

      ペテン師だ、と叫んだそうだが、同じ穴のムジナである。    

  今回の代表選でも軽薄な動きを見せる。
  前回は反小沢の先鋒だったのに、今回はその小沢と手を組む。

    早く政界から消えてくれないかなぁ、と思うばかりである。
 


海江田経済産業相
  玄海原発の再稼動に関して、菅首相の騙しと横槍に遭ったことでは同情した。    

  けれども、国会の場で涙を流されては、たまらない。

    それなのに党首選に名乗り出た。
    自分の感情さえ制御できないで、一国のリーダーが務まるのか。
    複雑な国際関係の中で、トップ外交を担うには力量不足そのものである。

  原発事故の責任を問う形で、更迭人事を発表した。   
    しかし本当のところは、順送りの人事を、少し早めただけだった。
    更迭されたはずの3人は、割り増しの退職金を手にホクホクだ。

    退職してしまえば、責任を問われたり、退職金を棒に振る恐れは無くなる。

      官僚達に、軽々と利用されただけなのだ。

      公の場で涙を流し、官僚の口車に乗るレベルに過ぎない。


小沢一郎
  自分の眼鏡に適った人物を支持する、と言っていたが、
    その人物が、上記の海江田経産相だ。 

  票集めに懸命らしいが、政策を説いて賛同を求めているのだろうか。

  金と政治、政治と金、・・・・そう言われ続けてきた人間である。
    そこから、政治を語ることを消し去ったら、残るのは金だけ。

      金を握ることが目標だから、幹事長ポストを狙う。

  鳩山グループとの話し合いでは、
    首相ポストと幹事長ポストの、山分け論理が確認されたことだろう。


  本人は目下、党員資格停止処分の身である。
    投票権も無ければ、当然、自らが幹事長に就任することも出来ない。

    新しい党首に、処分を解除してもらうか、
    自分の意のままに為る人間を、幹事長ポストに据える。
     嘗て小沢幹事長の下で、筆頭副幹事長だった細野あたりだろうか。


  嘗ての鳩山内閣の裏で、遣りたい放題だった小沢幹事長。
  今度は、それぞれの意に沿う人間が、代理で役割を担うのか。

    内閣よりも党が上だとばかりの、傲慢な態度を国民は忘れてはいない。



● 現内閣の閣僚は頼りになるのか。

海江田経産相
  上記の如く、小沢グループの数を頼りに戦う。

    票を得ることの交換条件に、何を差し出したのだろうか。


野田財務相
  進展する円高を前に、「市場の動きを注視する」の繰り返し。

    二つの台詞で法務大臣は務まる、と公言して姿を消した人が居たなぁ、
      そんなことを、毎回、思い出させるだけの人物である。


鹿野農水相
  被災地の、野菜・肉・米・・・・、守るために何をした?
  生活者の、安心・安全・・・・、守るために何をした?

  担当大臣として、具体的な対策が打てなくて、何が、首相候補だ。

    放射能が飛んでくることを予想して、先手を打つ。
    放射能に汚染された後は、具体的な対策を打つ。

  放射能の測定に関して、資金、人材、ノウハウの提供は万全か?

  国が遣るべきこと、国が出来ることは、積極的に引く受けるべきだ。
  被災地である地方自治体に、重責を押し付けるのは、見苦しい限りである。

    大臣として何をしたのか、・・・・説明が必要である。

    国民は、信用して、頼りに出来る人物を求めているのである。


● 早くから出馬を表明し、政策説明も明確な人物も居る。

馬淵前国交相
  どのグループにも属さず、自らを、一匹狼と言う。

    他の候補者とは立ち位置が異なり、優勢とは言えないが、
    こういう人物が出てくる、ということに、新鮮な印象を受けた。

  行動も言葉もしっかりしている。
    行動: 出馬表明が早く、途中で揺らぐことも無かった。
    言葉: テレビでは、内容も口調も明快な政策説明を目にした。

    ただ、総理大臣の候補としては、議員経験が短い、と言われている。

  他の候補者が、グループ頼みでの数合わせに奔走している中、
  そういう「数の力」を誇示する遣り方に立ち向かう勇気に敬意を抱く。


  出来れば、一人一人の国会議員が、自分の頭で判断して行動して欲しい。
    政策に共鳴できるのなら、彼の指に手を差し伸べるべきである。
    親分の決定に従うだけでは、奴隷根性ではないか。

      グループに従属するだけの国会議員なんて、不要なのだ。

    国民の代表として、主権者に説明のできる行動をしなければ、
    選挙に際して、何を訴えかけることが出来る、と言うのか。


  選挙を恐れてボスにしがみ付くのは止めよう。
  選挙を戦い貫ける政策説明能力を身に付けようではないか。
    既成のグループに流されるのではなく、
    新しいグループを育て上げて行く方が、遣り甲斐があるはずだ。


  今回の党首選。
  この一匹狼が、どれくらいの票を得ることが出来るか。
    それが、民主党の自浄能力を示すことになる、と思うのである。

    若い議員、
    国の未来作りに携わりたいと願う議員、
    様々の疑惑に汲々とするのではなく、
      正々堂々と国の舵取りを担って行きたいと願う議員、

        勇気を出して、独立独歩の決断をしよう。

  マスコミの票読みに左右されるのは止めよう。
  人物と政策を、自分の目で見て、自分の頭で考えて、
      そして、自分自身が納得の行く判断を下そう。



地震・津波・原発・・・・円高・産業の空洞化・雇用
  世界中が、今の日本を注視しているのだ。

  「井の中の蛙」に終始する無かれ!

  狭い派閥の、グループの、古いボスの論理から自由になろう。

日本の政治を、新しいステップに進めて欲しいものである。

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